指揮・ファゴット独奏:柳浦 慎史(やぎうら しんじ)

国立音楽大学卒業。ドイツ国立ミュンヘン音楽大学マイスタークラス修了。
1987年国際ウェーバーコンクール(ワルシャワ)第2位入賞。ミュンヘンバイエルン放送局主催の新人オーディションに合格、放送の為の録音を行う。
ドイツホーフ交響楽団特別契約奏者、ミュンヘンバッハ管弦楽団などで活躍。また、ミュンヘンバッハコレギウム南米演奏旅行に参加、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイなどで公演する。
'88年オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)入団。
'94年金沢にて第1回リサイタルを開催。
同年アフィニス文化財団海外研修員として再度渡独、バイエルン国立歌劇場管弦楽団等の演奏会に出演、研鑽を積む。また、ミュンヘン木管五重奏団のメンバーとしてヨーロッパ各地で演奏。'95年帰国。
'96年第1回ダブルリードフェスティバルinTokyoにてソロリサイタルを行う。
'99年東京JTアートホールアフィニスにおいて「ファゴットと弦楽の夕べ」を開催。
'03年岡山、金沢、東京で第2回リサイタルを開催。'15年第31回関西ファゴットフェスティバルにゲストソリストとして招かれる。
'18年金沢にて第3回リサイタルを開催する。
これまでOEK定期公演、各公演において数々の協奏曲のソリストを務める。
これまで共演した著名な指揮者は、O.スウィトナー、L.バーンスタイン、サーC.デイヴィス、S.チェリビダッケ、サーN.マリナー、C.エッシェンバッハ、V.アシュケナージ等。そのオーケストラプレイングには定評があり、在京オケを始め、北は札幌交響楽団から南は九州交響楽団まで全国各地のオーケストラに首席代行として招かれている。
また、日本管打楽器コンクールファゴット部門、吹奏楽コンクール、アンサンブルコンテスト等の審査員を務める他、くらしき作陽大学、石川県小松市立高校芸術コースの非常勤講師として後進の指導にもあたっている。日本ファゴット(バスーン)協会理事。北陸ファゴット協会主宰。
2019年、30年間在籍したOEKを退団、現在は契約団員として引き続き活動するとともにソロ、室内楽の分野に更に活動の場を広げている。